ちびまる子ちゃん おこづかい大作戦!

GBまる子1

概要

● 長寿アニメ「ちびまる子ちゃん」のゲーム化第1弾。原作者・さくらももこの描き下ろしと思われるパッケージや説明書のイラストは必見。タイトル画面で流れる「おどるポンポコリン」も嬉しい。グラフィックもこの時代なら及第点。面白いかと聞かれたら、面白くないのでおススメはできませんが。

● 本作は運ゲーとして一部で知られている。ゲームの目的はお金を貯めて商品を買うことで、そこまでの流れのほとんどに運が絡む。ただ、じゃんけんRPG(なお、一般的なRPGの要素はほとんどない)と銘打っているため、ジャンケンに運が必要と思われがちだが、実際にプレイしてみると少し印象が違った。いや、ジャンケンに運が必要なのは間違いないのだが。 実際は「たまちゃんカードを引く運」「まるおくんカードを引かない運」「お母さんが襲来しない運」に尽きると思う。

● とにかく地道にこつこつお金を稼ぐ。一歩進んで二歩下がったり、たまに三歩進めたり。目的は明確なのに一進一退の進行で、非常に時間がかかる。ここでこのゲームのもう一つの問題点。セーブもなければパスワードもない。延々と同じことの繰り返しを電池の消耗に怯えながらプレイ、これ当時の子供はどう思ったんだろう。


攻略

おこづかい大作戦の各種データ
 町マップとキャラクターの位置関係、ジャンケンバトルやミニゲーム、カードの解説などを行っています。まず始めにざっと目を通しておくといいかもしれません。


ゲームの大まかな流れ
  1. ジャンケンバトルで気力とカードを稼ぐ。
  2. 気力を使ってミニゲームでお金を稼ぐ。
  3. たまちゃんカードでミニゲーム制限回数をリセットをする。
  4. (1〜3を繰り返し)お金が貯まったらデパートで商品を買う。全種購入でゲームクリア。

 以上がこのゲームの大雑把な流れとなる。デパートの商品は5種計10350円。おおよそこの金額を稼ぎ出す必要がある。 少し時間はかかるが、単純にお金を稼ぐだけならそれほど難しくはない。

 まず1から。ジャンケンバトルで2連勝するとランダムでカードが手に入る。たまちゃんカードが手に入ったら次の段階へ。 2では自宅のおじいちゃん1択。おじいちゃんのミニゲームは特殊で、気力が1でもあれば1000円手に入る。たまちゃんカードを手にいれた段階で2連勝しており、気力は最低でも2あるはずなので、挑むことができるだろう。勝った場合はそのまま自宅の貯金箱で貯金をしよう。 勝っても負けても次の段階へ。3ではたまちゃんカードを使い、先ほどのおじいちゃんと再戦できるようにする。あとは1に戻り、再びたまちゃんカードを手に入れておじいちゃんに挑もう。気力に余裕があればおじいちゃんに挑む前にほかのキャラとミニゲームをしてもいい。

 さて問題は「手持ちのお金を0円にするお母さん」「貯金を半分にするまるお君カード」の存在である。強制的に不可避の存在であるこの2点をどうするかがこのゲームの重要なポイントとなる。

 お母さんは自宅に入ったタイミング、あるいは自宅でミニゲームを終えたタイミングでランダムに出現。まる子の手持ちのお金を0円にしてしまう。なので自宅には必要最低限、おじいちゃんとの対戦以外には寄り付かないようにしよう。 「けいひん」を持っていれば身代わりになってくれるので、たまちゃんカードと一緒にこちらも入手してからおじいちゃんに挑戦をするようにすればなおグッド。景品は「ふくびきけん」を持って福引所にいけば低確率で手に入る。福引券もジャンケンバトルの過程で手に入れることができる。 もっとも自宅に入った時点で出現、おじいちゃんのミニゲームを終えた時点で出現と2連続で登場されると完全回避はできないが。

 まるお君カードは持っていると貯金箱に触れた瞬間に貯金金額が半分になってしまうマイナスカード。たまちゃんカードの前にこっちが先に出てきてしまったらもうどうしようもない。たまちゃんカードが先に出たらラッキーくらいの気持ちで。たまちゃんカード入手後、福引券のためにジャンケンバトルで粘ってまるお君カードを引いてしまうと目も当てられないので、 たまちゃんカードが先に出たら、貯金額によるが基本的には福引券は諦めてお母さんとの遭遇に怯えつつもおじいちゃんに挑むほうがいい。

その他のコツというか余談

・ まる子カードは持てる金額が1000円になる。手に入れたら真っ先に使っておこう。なお、一度しか効果がないので、何度使っても最大所持金が1000円を超えることはない。
・ 所持金と貯金が0になったらゲームオーバー。デパートで商品金額とピッタリのお金しかない場合は注意。10円でも余分に持っておこう。
・ ミニゲームのスロットは目押しが可能。これで勝てるようになると気力の無駄が省けてだいぶ楽になる。
・ 静岡のおばあちゃんは気力0でも挑めて、掛け金も0なノーリスクなキャラクター。ただし、勝つと気力があった場合は0になる。おじいちゃんに挑戦とたまちゃんカード使用の間のタイミングで対戦するのが効率がいい。
・ 神社では低確率で10円が手に入る。端数の調整はこれで。というか時間をかければこれだけでクリアできるのでは。いや、貯金をするために自宅に行ってお母さんに巻き上げられるから無理か。



操作方法とシステム

操作方法について
十字ボタン…項目の選択、キャラクターの移動
STARTボタン…タイトル画面での決定/オープニングデモのスキップ
SELECTボタン…使用しない
Aボタン…項目の決定/コマンドウィンドーの呼び出し
Bボタン…項目のキャンセル

ゲームモード
ひとりゲーム・・・一人プレイ用。このサイトでは基本的にこのモードでの攻略をしています。
ふたりゲーム・・・2プレイ対戦用。ゲームボーイ2台とソフト2つ、通信ケーブルが必要です。

コマンドウインドー
● はなす・・・屋内の場合はミニゲーム、屋外の場合はランダムでジャンケンバトルを行うことができる。
● もちもの・・・もちものコマンドを表示する。
● じゃんけん・・・ジャンケンバトルを行うことができる。1人1回。たまちゃんカードを使うと再び挑むことができる。

もちものコマンド
● カード…手持ちのカードを表示する。十字キーで選択し、Aボタンで使うことができる(まるおくんカードは除く)。最大所持枚数は4枚。同じカードは持てない。
● じょうたい…現在の状態が表示される。各項目の説明は以下の通り。

「きりょく」
気力。ジャンケンバトルで勝利すると増える。最高10。ミニゲームを行うために必要。また配当金の倍率に関わる。
「もちもの」
持ち物。アイテム自体は「ふくびきけん」か「けいひん」の2種しかなく、いずれか1つしか持てない。
「おかね」
手持ちのお金。初期状態で最高500円。まる子カードを使うことで1000円になる。
「ちょきん」
自宅の貯金箱に入ってるお金。
「カード」
手持ちのカードの枚数。最高4枚まで。

ふたりゲームについて
 最初に任意の商品を選んで、先に購入したプレイヤーの勝ち。 基本的なシステムは同じだが、一部のカードの7効果が変わっている。変更されているのは「おじいちゃんカード」「おかあさんカード」の2種。といっても自分もプレイしたことないので、説明書の受け売りです。


まる子は欲しい物がいっぱいあるのであった。

 まる子には欲しい物がいっぱいあるのだが、地道に生きてゆくことを知らないまる子には、貯金などあろうはずがない。

 そこでプレイヤーはまる子となって、なけなしの30円を持ち、お金を増やして目的の物を買うために町へでかけてゆくのである。 しかし、なけなしの30円。ゲームに負け、なくしてしまっては元も子もありません。お金をかけて、ゲームに勝つには気力が一番! 町のあちこちにいるお友達などと、ジャンケンをして勝ちまくれば気力も一気にアップ。そして、ゲームの倍率もあがってしまうのである。

 気力があがったら、いろいろな家をたずねてゲームをさせてもらう。ゲームに勝てばお金は倍増! まる子の欲しい物に一歩近づくというものだ。負けてお金がなくなれば、そこでゲームオーバー、まる子は何も買えずに終わってしまうのである。(取扱説明書より)


その他

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データ
メーカー:タカラ / ジャンル:ズバリ! まるちゃんのじゃんけんRPG / 発売日:1990年12月7日 / 価格:3,400円(税抜) / プレイ人数:1〜2人 / ゲームボーイ専用ソフト




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