概要
● クソゲーとして知られるサイドビュー式のファミコン初期のアドベンチャーゲーム。もともとはアクティビジョンが販売したパソコンゲームで、それを移植したもの。
● 落とし穴とナイフによる即死トラップが有名。それを除いても難易度は高く、クリアするために容疑者たちの証言をメモをしていく必要があるが、同じ話は一度しか話してくれず、機会を逃すと手詰まりになってしまう。そして詰んだことに気が付かないままゲームが続行できてしまうあたりが困ったところ。
さらに、異様に遅い移動速度とコンテニュー機能がないなど、とにかく不親切。
● ストーリーも全員がギスギスしているし、言ってることが一貫していない。その流れのまま続く、ラストには閉口するしか。即死トラップがなぜあったのかということもわからずじまい。
攻略
このゲームにおいて特に大事なことは以下の通り。
・ 1、14、16号室には罠が仕掛けられている。罠は十字キーの操作で回避可能。引っかかってしまったら、ゲームオーバー。タイトル画面に戻されます。
・ 相手の証言をメモすることが必要です。同じ話は「もういいました」と言われて聞くことができない。メモしなくてはいけない証言をそのまま聞き流してしまうと詰み。リセットを押すしかないです。メモはBボタンなのが厄介。わかっていてもうっかりAボタンを押してしまうこともあるでしょう。リセットです。
・ メモはひとりの容疑者につき3つまで。それ以上は古い証言から消されていく。
■ 攻略チャート
クリアまでの道筋を記載しています。この通りにプレイすればクリアできます。途中の即死トラップだけは注意。
■ 容疑者たちとの会話集
「あのひとについておしえてほしい」で聞くことができるそれぞれの証言です。特に攻略とは関係ありませんが、おまけページとして作りました。
ストーリー
セントルイスを出港し、広大なミシシッピー川を下り、ニューオリンズへと向かう豪華客船「デルタ・プリンセス号」。
この船にはさまざまな男女が乗り込んでいた。お金持ちの婦人、判事、etc…。その中に世界的に著名な探偵がいた。チャールズ・フォックスワーク卿と助手のワトソンである。ふたりは久しぶりの休暇を優雅な船旅で楽しもうという計画で、この船に乗り込んだのであった。
外はさわやかな6月の風が吹き、船のエンジンは快調だった。こんな心地よい日にあんな恐ろしい出来事が起こり、自分が捜査にのりださなくてはならなくなるとは、さすがのチャールズ卿も夢にも思わなかっただろう。
「いやあ! なんとも今日は、さわやかな日ですね!」
「本当だね、ワトソンくん。楽しい旅行になりそうだ。デッキを散歩しながら他の船室のお客さんに挨拶でもしてこようか?」
「まいりましょうか、先生」
そんな会話を交わし、ふたりは自分たちの船室をあとにしたが…
操作方法とシステム
● 操作方法
十字ボタン:チャールズ卿の移動/コマンドの選択
Aボタン:動作項目の表示/実行/証拠を取る/メモしない
Bボタン:証拠を取らない/メモする
スタートボタン:タイトルメニューの決定
セレクトボタンは使用しません
● 動作項目メニュー
・あるく・・・船内を移動するコマンド。
・さがす・・・船内にある物的証拠を探すときのコマンド。怪しいところでこのコマンドを入力することで、物的証拠が手に入ったりする。
・はなす・・・同じ部屋にいる人に話しかける。4号室で死体を発見してから使用可能。
・しょうこをしらべる・・・自室である3号室でのみ使えるコマンド。手にいれた物的証拠を詳細に調べることができる。「だい」に載せた証拠を調べることができ、最大2つまで置くことができる。「たな」は証拠を保管するところ。持ち物がいっぱいになりそうだったときに使う。
● 「はなす」について
・あのひとについておしえてほしい・・・チャールズが出会った人物について証言が得られる。
・このしなものについておしえてほしい・・・所持している物的証拠についての証言が得られる。
・ついてきてもらえないか・・・チャールズに同行してもらう。ただし、他の人の部屋に入ると、自分の部屋に戻ってしまう。
・メモをみせる・・・メモをした内容を見せ、新たな証言が得られる。
・こくはつする・・・物的証拠や証言、メモがそろえば犯人を告発できる。ただし、失敗するとゲームオーバー。
● メモについて
ひとりの容疑者につき、3つまで証言をメモすることができる。クリアするために非常に重要。メモは古いものから上書きで消えてしまう。メモは証言のあとにBボタン。うっかりAボタン連打しているとメモができなくなる。また同じ証言は「もういいました」と言って話してくれないので詰む。
その他
関連商品通販
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データ
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