ストーリー
5年後か、10年後か、少しだけ未来の探偵の事件簿です。
<疑似人格インターフェイス>という、一種の「会話専用人工知能」が秘書、窓口事務、相談、検索等のソフトとして社会に広まりつつあります。
<擬人><フェイスマン>等と省略されて呼ばれる彼らは、「人間の質問や会話に対して、最適と判断した文章を返す」という人間の言語反射機能をプログラムし、ネットのデータベースとリンクさせたものですが、
非合法の<ブレインコピー>という人間の脳を複写した<擬人>の登場や、引きこもり、人間雇用の減少、なりすましなどの広範囲な社会問題を生んでいます。それはこの事件簿に登場するスタッフ、犯人、被害者にまで及んでいます。
主人公は、この<擬人>のスタッフと共にインターネット社会の様々な事件に挑戦していくのですが…
概要
● THE 推理シリーズ4作目。過去3作品全てを収録し、新規10話をプラス。1作目に至ってはボイスなしだったものをフルボイス(主人公除く)にリメイクされた。シリーズ未経験者はこれさえやっておけばOK。
● 内容はゲームオーバーなしの一本道のアドベンチャー。ゲームを解くというよりは世界観を楽しむ読み物のようなもの。
● 1話は10分ほどで終わるのでサクサク進む。ただし、シナリオ選択の際はロード時間が長め。シナリオに入ってしまえばロードはほぼない。
● バックログ、早送りあり。ただし、推理中は出来ないなど制限もある。早送りはあんまり早くない。
● 全68話でこの価格。シリーズ未経験者にはお勧め。ただし、元がPS1やPS2だったものを無理にPSPの横長の画面比率にしており、グラフィックの引き延ばしが目に付く(調整されている箇所もある)。また画面が小さいので画面からカーソルで選択する場面では小さすぎて見えないこともある。