アザーライフ アザードリームスGBの話
ここではプレステ版をやったことがあるけど、ゲームボーイ版をやったことがない、あるいは知らないという方を対象にしていく。
両方ともやったことの無い人、今すぐプレステ版を買いにいけ。ゲームボーイ版だけをやったことのある奇特な人、今すぐプレステ版を買いにいけ。
プレイステーション版とゲームボーイ版はシナリオ的には同じである。いわゆる移植だ。もちろんゲームボーイに移植するにあたって、パワーダウンしている部分は多い。グラフィックは2D、ボイスは出ない、ダンジョン部では高低差がないのは当然として、斜め移動がなくなり戦略的に簡素なものになった。
アザアザの特徴ともいうべき恋愛イベント、建設イベントもオミットされている。冒険だけじゃないというのがウリのアザアザが、冒険だけのアザアザになっているのだ。
プレステ版が好きだった人は、まずキャラクターを見て愕然とするだろう。なぜかデザイナーが変わってしまっているのである。これでやる気をなくす人も多いと思う。そして1回塔に登るだけでグラフィック(セルフィの顔が真っ青だったり等)、操作感に失望する。まずはこの壁を乗り越えることからはじめよう。
ゲームボーイ版の追加要素もある。プレステ版では塔の中で出会う冒険者はゴーシュとセルフィのみだったが、今作ではガイを知る冒険者が数人登場する。塔を昇るたび、彼らからガイの思い出話などを聞ける。そして、魔物の数が倍以上と大幅に増えた。ただ、預けられる魔物の数が少ないので、あまり意味が無い。金庫といい、保存数が少ないのは大きなマイナスだ。
しかし、なんといっても追加シナリオがあるのは大きい。そう、今作では魔物の塔を昇りきった冒険の続きがある。これだけでもこのゲームは買いだろう、…ファンにはね。
ジャンル | 対応機種 | 発売日 | 価格 | 販売・発売 |
RPG | GB&カラー共通 | 1999年08月05日 | 4,515円(税込) | 株式会社コナミ |