概要
● 「イーブルネット」「ジャスティス」「野望のお笑い王国」「毎日がすぷらった!」「ゲームセンターあらしR」のノベルゲームを収録したオムニバス作品。それぞれ内容は凡作止まりであるが、ジャンルがバラバラ、表現もCG、実写、アニメ調とバラエティ豊かにした試みは面白い。
「あらしR」はかつてコロコロコミックで人気を博した漫画「ゲームセンターあらし」の続編的シナリオで、原作者のすがやみつる自身が手掛けている。
● マルチエンディングで正解の選択肢以外はバッドエンドに直結というのが多く、複雑な構造はしていない。豊富にあるエンディングにはそれぞれポイントが決められていて、多くのエンディングを見て総ポイントを上昇させていく楽しみがある。4つのシナリオは最初から選べるが、
「あらしR」のみこのポイントに関連する一定の条件を満たさなくては遊ぶことができない。
● そう、お気づきだろうか。サブタイトルにもなっている目玉の「ゲームセンターあらしR」をプレイするためには、あらしと全く関係のない他の4つのシナリオをそこそこプレイする必要があるのだ。「あらし」のゲームだと思って買った人もいるはず。このタイトルは良くないなぁ。しかも、散々出し惜しみしたあげく、内容もクイズっぽい選択肢が続く、残念な出来であった。
● 個人的には「野望のお笑い王国」の実写CGのチープさとノリが一番面白い。
● バックログは直前の1ページだけ、テキストスキップなし、エンディング回収しなくちゃいけないのに、セーブは特定の場所でしかできない等、システムに難あり。
攻略
● 攻略チャート
・ イーブルネット
・ ジャスティス
・ 野望のお笑い王国
・ まいにちがすぷらった!
・ ゲームセンターあらしR
● エンディングのポイントについて
総ポイントは10万点。当然、同じエンディングを見てもポイントはもらえないので、10万点までいったらこのゲームのエンディングを全て見たということだ。
一定のポイントに達するごとに「あらし」の一枚絵が表示される。これが唯一の特典ともいえるものだが、保存はされないので、後から見返すことはできないので注意しよう。
一枚絵が表示されるタイミングは「5千、1万、1万5千、2万、3万、4万、5万、6万、7万、8万、9万、10万」のポイントに達した時で全12回。つまり特典CGは全12種である。
● 「ゲームセンターあらしR」のシナリオ開放の条件
「あらしR」以外の4つのシナリオでそれぞれ1000ポイント以上を獲得し、かつ合計ポイントが20000を超えた場合に開放される。
操作方法とシステム
● 操作方法
方向キー:項目の選択
○ボタン:項目の決定 / テキストの早送り・改ページ
×ボタン:キャンセル
□ボタン:テキストの一時消去
△ボタン:テキスト一括表示
L1ボタン:テキスト一括表示
R1ボタン:バックログ(見られるのは前ページだけ)
R2ボタン:テキストサポートウインドウ
スタートボタン:ゲームスタート / ムービースキップ
それ以外のボタンは使用しません
● セーブについて
各シナリオのセーブポイントか、エンディング後にしかセーブはできないので、選択肢の前でセーブをして、エンディングを回収、ロードして違う選択肢に…というやり方は不可能。
セーブポイント前までのエンディングを全て回収してから、次のセーブポイントへ向かうようにしていくのがいい。セーブポイントを跨ぐフラグがないイーブルネットやジャスティスはこの方法で効率よく回収できる。とはいってもセーブポイントの地点から、スキップ機能がないので、長々と同じシナリオをプレイすることになるので根気は必要である。
L1ボタンを押しながら○ボタン連打するのが、一番テキストを早く送れるとは思うが、うっかり選択肢も押してしまうことがあるので怖い。
すがや先生のお言葉(パッケージ裏面より)
このゲームは「あらし」を応援してくれた人達へのプレゼントというか、感謝の気持ちを込めて作りました。 「あらし」世代の人はぜひプレイしてみて下さい。「あらし」を知らない人も昔こんなおもしろい漫画があったんだ、ということを知ってもらえたらうれしいですね。
その他
関連商品通販
● NOVELS ゲームセンターあらしR
プレイステーション専用ソフト。このページで扱っているゲーム。
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データ
メーカー:ヴィジット / 開発元:ビリケンソフト / ジャンル:アドベンチャー / 発売日:1999年5月4日 / 価格:5,800円(税別) / プレイ人数:1人 / プレイステーション専用ソフト / メモリーカード:1〜3ブロック / アナログコントローラー対応(振動のみ)