概要
● 『魔法少女プリティサミー』のメディアミックスの一環で、コマンド選択型アドベンチャーゲーム。当時、2話まで出ていたOVAが26話まで続いたと仮定した場合の23、24話がシナリオとなっている。次回作であるパート2には25、26話が収録。元はPC用に発売された作品である。
● 2枚組でそれぞれに23、24話があてられていて、どちらからでも遊ぶことができる。ただし、劇中で手に入る「プリティストーン」の引継ぎ要素があるので、特段の事情がない限りは、順番にクリアしていこう。
● OVA版に準じた声優でほぼフルボイス。OP、ED、変身シーン等はムービー処理がなされているが、基本は止め絵で進む。もはやノスタルジーを感じさせる作風は今では人を選ぶかも。ある程度の派生元の「天地無用!」の知識はあったほうがいい。
同じ製作元である「モルダイバー」「アミテージ」が友情出演している。
攻略
攻略チャート
■ 第23話 お爺さん襲来!! 嵐を呼ぶ玉の輿争奪戦!!
■ 第24話 大いなる陰謀!! マジカルカガトが登場よ
プリティストーンの入手できる場所も記載したチャートです。各シーンごとの最大コマンド数もあるので、全てのメッセージを見たい場合も利用してください。(参照:プリティストーンについて)
■ プリティストーンについて
ゲーム中に限られた数だけ入手できるアイテム。最大で23話で3つ、24話で4つある。持っているとバトルモードの前に使用するか選択ができ、使うと無条件で勝利することができる。
面倒なバトルモードを回避できるので便利だが、下記の引継ぎ要素があるのでできれば使うのは控えたい。
■ 引き継ぎについて
各シナリオではクリア時に所持しているプリティストーンの数を次話に引き継ぐことができる。前話への引き継ぎはできない。
このパート1では23話のクリアデータから24話に引き継ぐだけで、それほど意味のあるものではない。
次回作パート2ではこのパート1を含めた全てのプリティストーンを集めることで解禁される要素があるため、次も遊ぶ予定があるならば、ここでしっかりとクリアデータを作っておきたい。
次回作へと引き継ぐにあたって今作で用意すべき完全データは
『プリティストーン7つを所持した第24話のクリアデータ』
となる。順番としては「プリティストーン3つ所持の23話クリアデータ」を引き継いで24話を開始。24話でさらに4つのプリティストーンを入手し、クリアする。当然、プリティストーンは一度も使ってはいけない。
登場人物
河合 砂沙美(かわい ささみ・プリティサミー)
CV:横山智佐
ふだんはごく普通の小学4年生。でも、ひとたびピンチが訪れると、魔法のバトンでプリティサミーに変身して大活躍。でも本人は、この衣装が少し恥ずかしいらしい。
天野 美紗緒(あまの みさお・ピクシーミサ)
CV:笠原留美
ふだんは砂沙美の親友で物静かな少女。でもひとたび変身すると、メチャメチャ過激な魔法少女となる。しかも、本人には変身中の記憶は全く残らないのだった。
魎皇鬼(りょうおうき)
CV:小桜エツ子
津名魅が遣わした、砂沙美のお供。人間の言葉をしゃべり、砂沙美に的確なアドバイスやよけいなおせっかいをしたりする。ジュライヘルムに戻った時には人間の姿に戻るというが……。
その他のキャスト
津名魅(横山智佐)/裸魅亜(岡本麻耶)/留魅耶(柊美冬)/天地(菊池正美)/魎呼(折笠愛)/阿重霞(高田由美)/鷲羽(小林優子)/美星(水谷優子)/清音(天野由梨)/ちひろ(松本梨香)/勝仁(青野武)
/神我人(若本規夫)/アミテージ(笠原弘子)/モルダイバー(野上ゆかな)/ナレーター(園部啓一)/宅配便のお兄さん(室園丈裕)
システム
■ 操作方法について
方向キー…選択肢の移動
スタートボタン…ムービーのスキップ
セレクトボタン…オプション画面と通常画面の切り替え
○ボタン…項目の決定
×ボタン…声再生のキャンセル
R1・L1ボタン…項目の決定
R2・L2ボタン…メッセージスキップ
両手モード時のもの。片手モード時は記号ボタンがそれぞれの行動の直接選択となります。
■ オプション画面について
ゲーム中にセレクトボタンを押すことでオプション画面を開けます。ここではセーブやロードが可能となります。
左端には現在所持しているプリティストーンの数が表示される。
なお、メモリーカードの2ブロックに1話分の「セーブ領域5つ+クリアデータ」が格納される。パート1で遊べるのは23話、24話なので計4ブロックが必要だ。
セーブ・ロード…コマンド選択中にのみ選択が可能。5つまでデータをセーブ、およびロードが可能。
メッセージ…テキストの表示速度を2段階から選択が可能。
そうさ…操作方法の切り替えで、選べるのは両手モード、片手モード。
声・音楽…音量を8段階で選択できる。一番左にカーソルを合わせると無音になる。
顔…ゲーム中、顔のウィンドウを表示するかしないかを選べる。
かべがみ…背景の絵柄を変更できる。
■ バトルモードについて
物語中に相手との戦闘となることがある。見た目は格闘ゲーム風だが、実際はターン制のジャンケンバトルのようなもの。勝利すれば先に進めるが、負けた場合は相手によってさまざまで、コンテニューできることもあれば、バッドエンドに直行することもある。
一応、敵の行動パターン等もそれぞれ違っているが、こちらの戦略としては基本的には変わらない。防御して殴る。コツを掴めば大体勝てるはず。なお、プリティストーンを消費することで無条件で勝利となる。
バトルのルール
・ 体力ゲージがなくなったら負け。2本先取の勝負となる。
・ 中央の砂時計が落ちるまで、あるいは行動コマンドの入力終了(移動系を除く)が1ターン。その間にサミーの行動を入力しなければ、一方的に敵の攻撃を受けることになる。何もしないなら防御しよう。
・ 間合いと攻撃の種類により、レベルの高いほうが攻撃できる。
・ ターンごとに蓄積するSPゲージが貯まると必殺技コマンドが選べる。
・ ターンごとにP、K、防のレベルが上昇する(最大レベル4)。選択したコマンドはレベル1に戻る。レベルが高いほど、威力が高くなる。パンチは近距離、キックは遠距離に有利になります。また相手と同コマンドを選択したときにはレベルが高いほうが行動できる。また防御コマンドはレベルが高いとダメージを抑えるほか、カウンター攻撃をすることがある。
敵の必殺技ゲージが貯まったら、防御でカウンターが入ると嬉しい。逆にこちらの必殺技がカウンターされることも多々あり。
バトルのコツ
基本的には防御のレベルは気にせずに毎ターン防御をしつつ、間合いを狭めて攻撃のタイミングを狙う。こちらの攻撃はレベル4になってから。
相手がパンチを繰り出したのを防御してから、次のターンにこちらのレベル4パンチを当てる。キックも同様に相手のを防御してから、次のターンに高レベルのを当てよう。相手の必殺技ゲージが貯まっていたら、警戒して必ず防御を選ぶこと。
間合いはそこまで重要ではない。大体が相手が詰めてくるので、防御からのパンチ。ちょっと離れていたらキック。自分から移動コマンドを使わなくても大丈夫。
その他
サイト内関連リンク
● 魔法少女プリティサミー PART1 In the Earth
● 魔法少女プリティサミー PART2 In the Julyhelm
関連商品通販
● 魔法少女プリティサミー PART1 / ゲームソフト
● 公式ガイドブック / 攻略本(二見書房・1997/2/1発行)
● 1+2完全攻略ガイド / 攻略本(毎日コミュニケーションズ・1997/5/1発行)
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データ
メーカー:パイオニアLDC / ジャンル:アドベンチャー / 発売日:1996年12月20日 / 価格:6,800円(税抜) / プレイ人数:1人 / プレイステーション専用ソフト(CD2枚組) / メモリーカード:4ブロック