DS西村京太郎サスペンス2 新探偵シリーズ 金沢・函館・極寒の峡谷 復讐の影
基本情報


概要

メーカー
テクモ株式会社
対応機種
ニンテンドーDS
発売日
2008年11月13日
価格
3,800円(税別)
プレイ人数
1人
ジャンル
サスペンス
CERO:C
DSサスペンスシリーズ3作目にして、1作目である「DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ」の直接の続編である。 短編の問題数が倍の100問に増え、やりごたえは増している。

2作目である「DS山村美紗サスペンス」とは内容的に関係は無いが、バックログなどの一部システムはこちらから流用されている。

売り上げが右肩下がりなうえ、販売元のテクモのごたごたもあってか、今作以降、DSサスペンスシリーズは発売されていない。 「DS西村京太郎サスペンス3」として九州編の噂もあったが、続編は絶望的である。

感想

1作目の直接的な続編だけあって、前作のプレイを推奨。
メインシナリオである長編は相変わらずゲームオーバーなしの一本道のため、なるべく間違った選択肢を選んで、その会話を楽しむのが正解。 謎を推理して、犯人を暴きだすゲームを期待してはいけない。 主人公である一新とパートナーの明日香ちゃんの掛けあいはほんと楽しい。2作目の「DS山村美紗サスペンス」に足りなかったのはこれだよなぁとつくづく思う。

グラフィックも地味に良くなっている。バックログも搭載された。あとはグラフィック鑑賞モードがあればよかった。 見返せないばかりか、作中では強制的にイラストがスライドしてしまうものもあり、じっくりと見られないものもある。なんのための温泉なのかっ。
サスペンスという点では1作目に劣る気もするが、その点は会話イベントでカバー。1作目同様、舞台からしてサスペンスドラマのお約束も盛り込まれている。

長編よりもある意味やりごたえのある短編は問題数が倍に増量。この点は非常にいい。
前回に比べると1問ごとの問題ページが多すぎて、読み返したいときにちょっと不便。メモ機能を使えばいいんでしょうけど。このあたりはボリュームが凄いととるか、ダレるととるかによって賛否が分かれそう。 短編の登場人物も前回から引き続き登場し、前作の長編キャラクター「島崎里美」が新たに加わったのは嬉しい。これ、続編があったら今作の長編のキャラクターも追加されたんではないでしょうか。留美あたりが。
好きなタイプの問題は面白いんですが、それ以外のタイプの問題はわりとつらい。道筋系とか時刻表系はどうにも。ここらへんも個人個人によるかと。 また100問中30問はブリジット問題(パズル系)で、制限時間があるせいで、悩んで悩んで解きたいのに、その悩む時間がなくて悩めない。これもちょっとつらかった。

総合的には2作目の「DS山村美紗サスペンス」でガクっと落ちた評価を取り戻すには十分な出来。このまま一新君の「DS西村京太郎サスペンス3」がやりたかった。






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