2023年現在、『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』にはスーパーファミコン版(以下SFC版)と移植されたゲームボーイアドバンス版(以下GBA版)の2種類が存在する。ここではオリジナルのSFC版を基準として、GBA版との違いを比較していきたい。
といっても細かな違いはあれど、それほど大きな違いはない。ストーリーや基本的なグラフィックはいっしょだ。
■ ステータス画面・戦闘画面の表示が変化
SFCで発売された続編ブレス2のユーザーインターフェイスを元にしており、GBA版では分かりやすくなった。
■ グラフィックの描きおこし
イベントのカットイン画面やステータスの顔グラフィックが新たに描きおこされた。SFC版とGBA版どちらがいいかは人による。フィールドや敵グラフィックに変化はない。
■ 中断セーブ・ダッシュ機能・ボタンひとつで先頭キャラの入れ替え
いずれも新機能として追加。どれもゲームを快適に進めることができるようになった。
■ 敵のHPの低下
敵のHPがザコ、ボス問わず軒並み低下した。その他の敵味方のステータスや行動パターンに変化はなく、単純に素早く敵を倒すことができるようになった。
■ 敵の落とすアイテムが変化
GBA版では敵の落とすアイテムが回復アイテムのみとなった。これによってSFC版でパラクーダが落とす「うに」が幻のアイテムとなった。これ以外は武具やステータスアップアイテムなどの貴重なアイテムを落とす敵はいなかったので気にするほどではない。
■ 通信機能の追加
アイテム交換が可能な通信機能が追加された。これにより理論上はステータスアップアイテムが無限に手に入り、上限マックスのステータスを目指すことが可能になった。
参考:通信機能について
■ 新たなアイテムの追加
全員が装備できる超強力な武具・ソウルシリーズが追加された。追加されたのは「ソウルアームズ」「ソウルクロス」「ソウルシールド」「ソウルヘルム」の4種。入手するには前述の通信機能を使う必要がある。
まとめると
ストーリーに変化はなく、ダッシュ機能や敵のHP低下など、快適にプレイしやすくなったので、GBA版がお勧め。ただ、SFC版はいろいろな機種で配信されているのに比べ、GBA版は配信されず、実機のみと遊ぶのが困難になっている。