「アダマンアーマー」とはファイナルファンタジー4における最強の鎧である。その破格の性能と、隠しアイテムともいえる入手法、さらに入手法が分かっていても非常に低確率という難易度からFF4憧れの防具だ。
◆ アダマンアーマーの性能
物理防御力：100 魔法防御力：20
物理回避率：10％ 魔法回避率：12％
属性耐性：炎氷雷
状態異常耐性：暗黙豚小蛙石死徐乱眠痺浮呪
能力値補正：ちから+15、すばやさ+15、たいりょく+15、ちせい+15、せいしん+15
数値面も特殊能力面も非の打ちどころのない性能を持つことがわかるだろうか。
物理防御力の100は、次点のクリスタルメイルの25を圧倒的に引き離す。魔法防御力も全防具中トップ。回避率はより上の性能を持つものもあるが、全体でも高い数値である。
以上に加えて基本3属性の耐性とほぼ全ての状態異常耐性（無効）、加えて全パラメータ補正が+15もついてくる。
耐性を持たないのは属性が聖、状態異常が毒、狂戦士だけ。
さらに最終パーティ全員が装備できる（データ上は暗黒騎士セシル以外全員が装備可能）。
詳しくは後述するが、アダマンアーマーはとてつもない根気が必要ということを度外視すれば何個でも手に入る。最終パーティ全員に装備させることも理論上は可能だ。
◆ アダマンアーマーの入手の流れ
● 「月の地下渓谷」の特定のフロアに出現する「プリンプリンセス」を倒し、レアドロップアイテム「ピンクのしっぽ」を入手する。
↓
● 「ピンクのしっぽ」をアダマン島の洞窟にいる小人に渡し、「アダマンアーマー」を入手。
以上である。つまり「ピンクのしっぽ」を入手することイコール「アダマンアーマー」ということになり、この「ピンクのしっぽ」を入手するのが大変なのだ。
◆ 「ピンクのしっぽ」入手までの詳細
それでは順を追って説明していこう。まずはプリンプリンセスが出現するエリアから。
プリンプリンセス出現エリア
ラストダンジョンである『月の地下渓谷』の地下5階の「あかいきば」の入った宝箱のある小部屋にザコ敵として出現する。
大まかな位置は月の地下渓谷のダンジョンマップを参照。ここまでは問題ない。問題なのはこれ以降である。
プリンプリンセスとエンカウント
「プリンプリンセス」は上記の小部屋で5匹のグループで出現するが、まずその出現確率が低い。出現率は1/64。場所が分かっていてもまず出会えない。
ここで必要となるのが敵とエンカウントするアイテムの『アラーム』。この小部屋でアラームを使うと、必ずプリンプリンセスが出現するのだ。
ただこのアラーム自体も非売品でなかなかのレアアイテム。一般的にはバブイルの塔やバブイルの巨人に出現する「アイズ」や「サーチャー」から盗む、とにかく盗む。注意したいのがこれらのダンジョンは入れる期間が限定されており、月の地下渓谷に来るころには当然入れない。
予め当該ダンジョンで多くを確保しておく必要がある。
プリンプリンセスからドロップ
「プリンプリンセス」に出会えただけでは終わらない。「ピンクのしっぽ」をおたからとして落とすまで倒し続けなければならないのだ。
まずプリンプリンセスがお宝を落とす確率が15/256。プリンプリンセスは「エーテルドライ」「エリクサー」「ふうましゅりけん」「ピンクのしっぽ」の4種のお宝を落とす。もっともレアドロップである「ピンクのしっぽ」がお宝として選ばれる確率は4/256。
1匹あたり「ピンクのしっぽ」を落とす確率は単純計算で「15/256」×「4/256」。およそ0.09パーセントでしかない。
実際にはプリンプリンセスは必ず5匹のグループで出現するため、1戦闘あたり約0.45パーセントの確率で手に入る。分数に直して、分かりやすくちょっと盛ると約1/200ね。これ、アラームで必ずプリンプリンセスと戦闘になることが前提の数字で、ないとこれに出現率の1/64が加わる。アラーム必須なのが分かると思う。
何度やっても出なかったらリセット
アラームはあればあるだけほしい。もし最終パーティ全員分の5個を目指すのであれば、できれば300個は用意したいところ。あらかじめストーリーを進める前に、バブイルの巨人等での事前準備が必要となる。
もちろん、確率からいえばアラームが300個あってもピンクのしっぽ1個も手に入らないこともありうる。なのでアラーム50個くらいを使い切っても、ピンクのしっぽが出なかったらリセット。再びアラーム50個消費を目安に戦闘とリセットを繰り返すのがいいと思う。
注意したいこと
「ピンクのしっぽ」を手に入れたら、アダマン島の小人に話しかければいいのだが、注意したいのは「ピンクのしっぽ」の個数に関わらず、もらえる「アダマンアーマー」は1個だけということ。仮にピンクのしっぽを3つため込んでいた場合、ピンクのしっぽ3個でアダマンアーマー1個との交換になる。
ピンクのしっぽは1個手に入れたら、ため込まずにすぐに交換しにいこう。