FC じゅうべえくえすとのシステム

　コマンドのステータスを使うことで、キャラクターの各種パラメータを見ることができる。一般的なRPGとは若干用語が違っていたりして、分かりづらいものもある。

強さに関わる用語

レベル	経験値が一定の数値に達すると上昇し、各能力値が上がる。なお、上がる幅はレベルごとに固定で、ランダム要素はない。
いのち	命。いわゆるHPのこと。0になると死亡し、行動がとれなくなる。
ちょうりき	超力。超力パワーとも。いわゆるMPのこと。特殊攻撃である超力を使うために必要。
けいけんち	敵を倒すと手に入り、一定値まで溜めるとレベルが上がる。
こうげき	攻撃力。敵に与えるダメージに影響する。素の攻撃力と装備している武器の攻撃力を足したものがステータスに表示される。
しゅび	守備力。敵から受けるダメージに影響する。素の防御力と装備している防具の守備力を足したものがステータスに表示される。
スピード	戦闘のときの行動順に影響する。高いほど先に行動できる確率が上がる。
てんのまもり	天の守り。戦闘から逃げるときの確率や敵の攻撃をかわす確率に影響する…らしい。
しんのつよさ	芯の強さ。眠り状態や凍り状態からの復帰にかかる時間に影響する。
あたまのよさ	頭の良さ。敵の特殊攻撃や超力による毒やマヒ、眠りや凍り漬け等にかかる確率に影響する。

　このほかにしゅぞく（種族）等もあるが、単なる設定を表したもので、特に効果はない。またセレクトボタンを押すことで「ばしょ」という項目が出るが、これは現在位置を表したもので、ソフトの付属品の地図を使って遊ぶギミック。気にしなくても大丈夫。

状態異常について
　敵がガンガンかけてくる上に、このゲームでは毒ですら効果が強烈。自然治癒しない状態異常は以下の通り。それぞれの治療法のほか、死から復活したときも状態異常は解除される。

どく	毒。歩くたびにHPが減少するほか、攻撃力も減少する。時の神官、超力「どっくん」、アイテム「ドクダミン」で治療できる。
まひ	麻痺。動けなくなる。時の神官、超力「あんまあ」、アイテム「ぴっぷ」で治療できる。
のろい	呪い。戦闘で味方を攻撃してしまう。助っ人「ミコちゃん」の特技で治療できる。
しんでいる	死。一切行動できない。時の神官、超力「あげいん」、アイテム「タスカル」で治療できる。

　ダンジョン内ではフィールドと違ったギミックや宝箱がある。

ダンジョンのギミック
　主なギミックは以下の通り。

■ ダメージ床
　その場所を通過するごとにダメージを受ける。床だけではなく、一定時間ごとに壁から生えてくるダメージを与えてくる棘等も存在する。

■ 落とし穴
　一定時間ごとに開閉を繰り返す穴。穴に落ちると下層というよりは、決まった場所にワープする。落ちることで道が開けるものではないので、落ちないほうがいい。開閉時間は一定の法則があったりするので、タイミングを見計らって進んでいこう。パーティのひとりでも落ちると効果を発するので、仲間が増えて列が長くなるごとに難易度は高くなる。

■ シンボルエンカウント
　敵の魔界衆がうろついている。彼らに触れると強制的に戦闘となる。これらの敵は強いわりに、経験値の旨味がないので、なるべくなら避けたい。

ダンジョン内の宝箱
　ダンジョンにある宝箱には罠が仕掛けられているものがある（というかほとんど罠）。罠付きの宝箱は助っ人のジロキチを呼び出し、「ワナはずし」を行うことで中のアイテムを手に入れることができる。ただし、ワナ外しは失敗することもあり、その時は罠に引っかかって何かしらのペナルティを負ってしまう。
　ジロキチを呼び出さないかぎり、罠付きの宝箱は開けることはできない。また罠の開錠に失敗した場合も中のアイテムは手に入らず、再び「ワナはずし」にチャレンジすることになる。運が悪ければ連続で引っかかってしまうこともあるだろう。開けるまえにセーブしておけば、安心して開けることができる。
　ワナの種類は以下の通り。味方ひとりに効果があるものは、誰が選ばれるかはランダム。先頭のキャラクターとは限らない。

■ テレポート
　ダンジョンから強制的に脱出。外に出てしまう。

■ ばくだん
　味方ひとりに10のダメージ。ワナの中では一番軽いものだろう。

■ どく
　味方ひとりが毒状態になる。

■ マヒ
　味方ひとりがマヒ状態になる。

■ モンスタートラップ
　強制エンカウント。そのダンジョンのシンボルエンカウントの敵と戦闘になる。

■ エナジードレイン
　味方ひとりのレベルが1下がる最悪の罠。下がったレベルになった状態の経験値になるので、もう少しでレベルが上がるというときにこのワナにかかると、2レベル分近い経験値が失われる。