星霊狩り

FC星霊狩り

概要

● ストーリーを作家の中島渉、キャラクターデザインを漫画家の神崎正臣が担当したコマンド選択型のアドベンチャーゲーム。これまでにない新しいジャンル「ノベル・ウェア・ADV」を名乗り、やったらめったら美辞麗句を重ねた謳い文句が並ぶが、なんてことはない、普通のアドベンチャーゲームである。
● 選択するコマンドの数も多くなく、ゲームオーバーのある終盤を除けば難易度は低め。必要のない選択は毎回、定型文でバッサリと切られる。教授に「今は私と話をしている場合じゃない」と何度も言われる。
● 序盤のインパクトは強いが、それ以降は構成が悪いというか。大した説明もないまま、プレイヤー置いてきぼりぎみにずんずんと話が進んで、伏線も投げっぱなし。ご都合主義はまだ許せるけど、そういうことじゃないよねぇ、これ。
● 該当する箇所は少ないもののゲームオーバーからの復帰がやっかい。ゲームオーバーになるとタイトル画面からパスワードでコンテニューするしかないのだが、このパスワードがなんと48文字もある。ゲームオーバーにハマると延々とこれを入力する気力が問われてくる。


攻略

シナリオの攻略チャート
 物語の進行により、便宜的に全5章として攻略しています(ゲーム中にそういった区切りはありません)。3章と5章にはゲームオーバーポイントがありますが、そこ以外はコマンド総当たりをしても大丈夫です。

● その他いろいろ
・ 3章と5章にはゲームオーバーポイントが存在する。ゲームオーバーになるとタイトル画面からやり直し。あっさりとした特に面白いものでもないので、パスワード入力の苦行を天秤にかけた場合、あえてゲームオーバーになるメリットは薄い。
・ 4章の「イカリ」「アミ」「はな」の3つのアイテムは入手しなくてもクリアが可能。




ストーリー

 主人公ミチムネの前に突然現れた謎の怪人・ローゼンクロイツ。愛する人ミウをさらわれてしまったミチムネは、ローゼンクロイツを追って古代神話そして巨大遺跡の謎に挑戦する。
 自己に秘められたサイキックパワーに目覚めたミチムネ、愛するミウを救うため、1万年の時を超えた、壮絶な戦いがいま始まった!


登場人物紹介

ミチムネ
 このゲームの主人公。ワルぶったところもあるが、本当は勇気あふれる心優しい少年である。彼には秘められた力があるらしいが、本人はそれに気づいていない。

ミウ
 ミチムネと同級生の明るい女の子。ミチムネに想いを寄せている。しかし、誕生日に謎の怪人ローゼンクロイツに連れ去られてしまう。

おじいさん
 ミウの祖父。しかし、過去にローゼンクロイツと何か確執があるようだ。なぜかミチムネを自分の子供のようにかわいがっていた。

草野教授
 ミチムネの秘められた力やローゼンクロイツについて何か知っているらしい。彼は敵か? 味方か?

ローゼンクロイツ
 ミウをさらい、おじいさんを殺し、世界を手に入れようとしている謎の怪人。


操作方法とシステム

操作方法について
十字ボタン…コマンドの選択
STARTボタン…タイトル画面での決定
SELECTボタン…パスワードの表示/タイトル画面での選択
Aボタン…項目の決定/メッセージの送り
Bボタン…項目のキャンセル

タイトル画面の項目について
START・・・ゲームを最初からプレイする。
CONTINUE・・・パスワードを入力して続きからプレイ。パスワードはゲーム中にセレクトボタンを押すことで表示される。

各種コマンドについて
しらべる・・・今いる場所について調べるときに使う。
はなす・・・今いる場所にいる人に話すときに使う。
とる・・・アイテムを習得する。
つかう・・・持っているアイテムを使用する。
いどう・・・別の場所に移動する。

このほかダンジョン内では「まえ」「うしろ」「みぎ」「ひだり」で移動する。ちなみに向きの概念はない。


その他

スタッフクレジット
オリジナル・ストーリー:なかじま わたる(中島 渉)
キャラクターデザイン:かんざき まさおみ(神崎 将臣)

ソフィックス
てつやのテツ、おがわのハル、ますずしのヒロ、ねむらずのトム、くりいみいのゴウ、あぱしりのカド、 あおやま えいじ、かどわき みつひろ、うえやま みきお

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データ
メーカー:ハドソン / 開発:ソフィックス / ジャンル:ノベル・ウェア・ADV / 発売日:1989年12月8日 / 価格:5,800円(税抜) / プレイ人数:1人 / ファミコン専用ソフト




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