一部の防具には敵の呪文やブレスに対する耐性を持つものがある。呪文やブレスは防御力をいくら上げてもダメージを減らすことはできない。そのため、敵の攻撃パターンによっては単純な防御力ではなく、これらの耐性を持つものを身に着けることによってダメージを軽減することができるのだ。
ドラクエにおいては当時、あまり重要視されていなかった耐性という概念だが、データが出そろった現在では非常に有力な要素とされている。耐性を持つ防具は以下の通り。
アイテム名 | 防御力 | 攻撃呪文 | 炎系 | 吹雪系 | その他 |
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鎧 | |||||
マジカルスカート | |||||
まほうのほうい | |||||
てんしのローブ | |||||
まほうのよろい | |||||
ドラゴンメイル | |||||
まほうのまえかけ | |||||
みずのはごろも | |||||
じごくのよろい | |||||
ドラゴンローブ | |||||
ひかりのよろい | |||||
ひかりのドレス | |||||
盾 | |||||
まほうのたて | |||||
ドラゴンシールド | |||||
ゆうしゃのたて | |||||
装飾品 | |||||
せいなるまもり |
攻撃呪文耐性はメラやヒャド等の攻撃呪文全般に有効。炎や吹雪は「ひのいき」や「つめたいいき」等のブレスを指す。
例えば「マジカルスカート」を装備したキャラは攻撃呪文によるダメージが4分の3になる。
仮にベギラゴンで100ダメージを受けるとする。それが「マジカルスカート」を装備していれば、75のダメージで済む。
鎧と盾の耐性は重複して有効だ。「じごくのよろい」と「まほうのたて」を同時に装備すれば、呪文攻撃にめっちゃ耐性が付くし(ただし地獄の鎧は呪われているので、実際には装備することはあまりない)、「ひかりのよろい」と「ゆうしゃのたて」の組み合わせは耐性もりもりで勇者の特別感を見せつけてくれる。
後半になるにつれて、敵の呪文やブレス等の特殊攻撃がどんどんやっかいになっていくのを実感するはず。多少、防御力自体の数値が下がってもこうした耐性を持つ防具を装備するのはひとつの手だ。
鎧なら魔法の鎧、水の羽衣、盾は全般、これより防御力の数値が高いものが手に入ってもあえてこれらを装備する価値はある。
もっとも「ひかりのドレス」は防御力が最高値で耐性もマシマシ、おまけに女限定とはいえ全職業が装備できるので迷わずチョイスできる一品である。「ゆうしゃのたて」も同様。
● ザキ系耐性について
「まほうのほうい」「せいなるまもり」にはザキ系に耐性がある。ダメージ系とは違い、こちらはザキやザラキ等にかかる確率を減らす効果がある。「まほうのほうい」は(たぶん)半減の効果だが、「せいなるまもり」はメガンテにも耐性を持ち、しかもザキ系を含め一切効かなくなる完全耐性を持つ。