85年にファミコンソフトとして発売されたキン肉マンのゲーム第１弾「キン肉マン マッスルタッグマッチ」の正統な続編が本作だ。

　比べるまでもないが、グラフィック、操作感覚は大幅にパワーアップ。ワンダースワンカラーならではの美しい画像が楽しめる。また元祖FC版マッスルタッグマッチが遊べるモードもあり、ファンには嬉しいところ。 もっとも悪名高いゲームで有名なマッスルタッグマッチ、ネタ以外のなにものでもないが。

　このゲーム、さすがにマッスルタッグマッチほどのクソゲーっぽさはない。むしろ、上手くまとまっているのではないだろうか。先ほども書いたが、まずグラフィックが美しい。登場キャラクターも隠しキャラを含め総勢14超人と、多彩なラインナップ。

　不満を言うとすれば、友達との２P対戦が燃えるシステムなのに携帯ゲームではそれが難しい（対戦機能はあり）。ドリームタッグマッチを持っている友達なんて、まずいないだろう。またワンダースワン自体が、かなり操作しづらい形をしており、やりこむものに向いてないのも不満のひとつ。

　ザ・ニンジャの順逆自在の術なんか、２P対戦で使ったら面白いんだろうけど。

　操作方法

Xボタン⇒キャラクターの移動
X2、4ボタン⇒背後回りこみ（連打）
Y3ボタン⇒連続攻撃回避
Aボタン⇒パンチまたはラリアートキック（ジャンプ中）
Bボタン⇒ジャンプ
A+Bボタン⇒必殺技スタンバイ

タッグマッチ限定
Y2ボタン⇒ピンチタッチ（必殺技ゲージ１使用）
Aボタン⇒タッチ・電気ロープからの脱出（連打）
Bボタン⇒電気ロープからの脱出（連打）

　操作方法補足

必殺技
　ときどき、ミート君が投げてくる「命の玉」を取る事により必殺技ゲージが3段階に変化。ひとつ取ればレベル１、２つとればレベル２、３つとればレベル３までの必殺技が使えます。
　使用するためには、ゲージを好きなレベル分溜めたあと、AボタンとBボタンを同時押しにしてスタンバイ。体が光ったら、必殺技のコマンドを入力します。右の表が必殺技のコマンド表です。なお、必殺技スタンバイは一定時間で切れます。必殺技を決めよう。
　トドメを刺せる場合、必殺技を入力するとカットインが入ります。

投げ技
　相手の背後に回ってAボタン。

タッチプレイ
　タッグマッチモード限定。自分のコーナー付近でAボタン。タッチでリングの外に出た選手は、HPが徐々に回復します。 パートナーが自分エリアにいる場合、Y2ボタンでピンチタッチが可能。ただし必殺技ゲージを１つ消費します。

その他ロープ関係
　ロープに向かってジャンプすると、ロープを反動にしたジャンプ攻撃になります。また相手の前方でAボタンを押すと相手を押すことができます。ロープ付近で押せば、相手がロープで跳ね返ってくるので、タイミングよくAボタンを押すとラリアット攻撃になります。

　リング紹介

タッグマッチモードでは、対戦が続くにつれ、さまざまな特徴をもったリングが登場します。

氷リング
　移動時、キャラクターがしばらく滑ってから止まります。

電気リング
　ロープに電気が流れており、接触するとしばらくロープから離れなくなり、ダメージを受ける。

コンクリートリング
　コンクリートに叩きつけられるとダメージが通常より大きくなります。投げ技を有効に使おう。

パレードリング（フィーバーリング）
ミート君がリングに投げ入れる「命の玉」が多くなる。

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隠しキャラクター使用法 ■スカーフェイス 　「ストーリー」をクリアする。 ■キン肉スグル 　「タッグマッチ」で最初にキン肉万太郎を選び、優勝する。 ■バッファローマン 　「タッグマッチ」で最初にテリー・ザ・キッドを選び、優勝する。 ■ロビンマスク 　「タッグマッチ」で最初にケビンマスクを選び、優勝する。 ■ブロッケンJr 　「タッグマッチ」で最初にジェイドを選び、優勝する。 ■ラーメンマン 　「タッグマッチ」で最初にチェック・メイトを選び、優勝する。 ■ザ・ニンジャ 　「タッグマッチ」で最初にセイウチンを選び、優勝する。 ■ウォーズマン 　「タッグマッチ」で最初にスカーフェイスを選び、優勝する。

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裏技その他 ◆マッスルタッグマッチ 　すべての隠しキャラクターを出現させると、FC版マッスルタッグマッチが遊べる「オリジナル」モードが追加される。 ◆必殺技使い放題 　タイトル画面で「X1⇒X4⇒Y2⇒Y3⇒X2⇒X3⇒Y1⇒Y4⇒B⇒A」の順番にコマンドを入れると、試合中に「Y2」を押すごとに必殺技ゲージが貯まる。ストーリーモード、タッグマッチモードどちらでも有効。 ◆全キャラクター使用可能 　タイトル画面で「X1⇒X3⇒X2⇒X4⇒Y4⇒Y2⇒Y3⇒Y1⇒A⇒B」の順番にコマンドを入れると、全キャラクターが使用できる。