SuperLite 1500 シリーズ

魔紀行

PS魔紀行

概要

● サクセスのSuperLite1500シリーズの第22弾ラインナップのひとつで、ジャンルはサウンドノベル。移植ではなく、SuperLite1500のオリジナルタイトルである。原作は石田一。
● 大きく分けてメインシナリオの「桔梗桜編」とサブシナリオの「如来館編」に分かれている。それぞれに複数のENDがある。 なお、「桔梗桜編」のルートは正確には「桔梗桜」と編が付かないが、当ページではわかりやすいよう「桔梗桜編」と表記をしている。
● 選択肢により分岐するオーソドックスな作り。登場人物はシルエットで表現されるが、動いたり、パターンが多かったりとなかなか凝っている。CGの出来もいい。ボリュームはそれほど多くはないが、この値段なら文句は言えない。
● 主人公が皮肉屋というか、性格悪いというか……。


攻略

 エンディングは全部で23種類。桔梗桜編で12種、如来館編で11種ある。エンディングには「END」と「THE END」があり、前者がいわゆるバッドエンド。もっとも後者もグッドエンドとは言い難いが。桔梗桜編の「THE END:4」と如来館編の「THE END:3」がトゥルーエンドとでもいうべきもので、この二つのみスタッフロールがある。

分岐について
 序盤の共通ルートの選択肢で「やっぱり利佳が一番かわいいな」を選ぶと桔梗桜編へ進む。「あんな娘たちも来るんだったら」を選択肢、その次に「うーん、そうだな。あの髪の長い子の方かな」を選択すると如来館編へと進む。桔梗桜編の「「違いますよ!」僕は、きっぱり否定した。」の選択肢を選ぶことで、如来館編に進むルートもあるが、ここ以外はそれぞれのシナリオ間を跨ぐ分岐はない。

各エンディングに進むための選択肢一例
 ENDの数字は判別しやすいように当サイトで独自に付けたもの。

桔梗桜編 END:1
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「みんなで探し」
桔梗桜編 END:2
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行きます」⇒「もう少し探して」
桔梗桜編 END:3
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行きます」⇒「みんなの所へ」⇒「左側の道を行くことに」
桔梗桜編 END:4
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いえ、僕は疲れちゃったので」
桔梗桜編 END:5
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「いえ、僕は利佳が」⇒「少し覗いて」
桔梗桜編 END:6
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「危険だから」⇒「僕は近藤さんの力強い」⇒「こうなっては」
桔梗桜編 END:7
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「危険だから」⇒「僕は近藤さんの力強い」⇒「分かりました」⇒「雨戸を引き」
桔梗桜編 END:8
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「危険だから」⇒「僕は近藤さんの力強い」⇒「分かりました」⇒「応援を呼ぶために」
桔梗桜編 THE END:1
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「え、ええ、まあ」
桔梗桜編 THE END:2
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「いえ、僕は利佳が」⇒「そうですね」⇒「ばれちゃいましたね」
桔梗桜編 THE END:3
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「危険だから」⇒「僕は近藤さんの力強い」⇒「何を言ってる」
桔梗桜編 THE END:4
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「やっぱり利佳が」⇒「あ、ごめん。」⇒「えっ、いや、その」⇒「オカルト研究会の」⇒「田崎さんの」⇒「僕も行こうかと」⇒「いえ、僕もお手伝い」⇒「いいですね。」⇒「ばかやろう!!」⇒「まず近藤さんにだけ」⇒「危険だから」⇒「僕は近藤さんの力強い」⇒「分かりました」⇒「しばらく様子を」⇒「やめろ、お願いだ」

如来館編 END:1
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いいですね」⇒「気付かないふり」
如来館編 END:2
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いいですね」⇒「じっと見る」⇒「利佳が心配」
如来館編 END:3
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いいですね」⇒「じっと見る」⇒「そのまま」
如来館編 END:4
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いいですね」⇒「じっと見る」⇒「自分の部屋」⇒「押し入れに」
如来館編 END:4
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いいですね」⇒「じっと見る」⇒「自分の部屋」⇒「押し入れに」
如来館編 END:5
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いえ、僕は」⇒「ねえ仲居さん」⇒「やっぱり利佳」⇒「諦めて温泉」
如来館編 END:6
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いえ、僕は」⇒「ねえ仲居さん」⇒「言われるまま」⇒「何とか久美」
如来館編 END:7
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いえ、僕は」⇒「ねえ仲居さん」⇒「言われるまま」⇒「どうしようもない」⇒「自分の部屋へ」
如来館編 END:8
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いえ、僕は」⇒「ねえ仲居さん」⇒「言われるまま」⇒「どうしようもない」⇒「幹事部屋へ」
如来館編 THE END:1
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いえ、僕は」⇒「ねえ仲居さん」⇒「やっぱり利佳」⇒「やっぱり惜しく」
如来館編 THE END:2
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いいですね」⇒「じっと見る」⇒「自分の部屋」⇒「そうだ、窓から」⇒「このまま」
如来館編 THE END:3
「黙って様子を」⇒「ああ、いい旅行に」⇒「どうして、僕の」⇒「あんな娘たちも」⇒「うーん、そうだな」⇒「え、まあ、ね」⇒「それなら最後まで」⇒「いえ、僕は」⇒「ねえ仲居さん」⇒「言われるまま」⇒「どうしようもない」⇒「利佳の部屋へ」⇒「ゾンビを倒す」

その他
・ エンディングを見たあと(種類は問わず)、タイトル画面から「始めから」を選んでスタートすると、これまで選んだ選択肢が黄色く表示され、一度選んだ選択肢が分かるようになる。 注意したいのはクリア後に「初めから」を選ぶ必要があるので、END分岐手前でセーブロードを繰り返して、エンディング回収を行うプレイではこの恩恵にあずかれない。なお、全ての選択肢を選ぼうが、全エンディングを見ようが特に何もない。
・ 如来館編の浴場に向かう前の「いいですね。」or「いえ、僕は」の選択肢でその後の展開がちょこっと変わる。




魔紀行フローチャートです。参考までにどうぞ。
緑マスはセーブポイントとなります。
魔紀行共通編チャート


魔紀行桔梗桜編チャート


魔紀行如来館編チャート



ストーリー

 九頭竜大学の佐原昭彦は、オカルト研究会のメンバーとして、日夜心霊現象の解明に取り組んでいた。
 そんなある日、研究会のメンバーがホームページ上で「心霊スポットツアー・参加者募集」という企画を見つける。
 昭彦は研究会顧問の長谷川に命じられ、研究会のアイドル的存在、利佳のボディーガード役として、そのツアーに参加することとなったのだが…。

 ツアーの企画者である会員制ホームページ『魔界ジャーナル』の開設者、蓮田竜也の案内のもと、二人は選りすぐりのオカルトマニアであるツアー参加者たちとともに、目的地京都に向かった。 それは、オカルトとは無縁な和やかな観光旅行のようであったが、京都最高の心霊スポットと呼ばれる一条戻橋を訪れたことで、参加者は「心霊スポットツアー」らしさを少しは味わえたような気がするのであった。
 しかし、本当の恐怖が、これから始まろうとしていたことに参加者たちは気付くはずも無かった…。蓮田が案内しようとしている京都最大の魔境とは、そして安部晴明の式神伝説の謎とは…。


登場人物

佐原 昭彦 19歳
 九頭竜大学オカルト研究会副会長だが、心霊現象を全面的に信じているわけではない。しかし、いつか「本物」にあえることを密かに期待している。利佳と共に心霊スポットツアーに参加。利佳に好意を抱いている。

水野 利佳 18歳
 九頭竜大学オカルト研究会の新入部員。研究会のアイドル的存在。死んだ母親の幽霊を見て以来、心霊現象に興味を抱いている。

蓮田 竜也 30歳
 会員制ホームページ『魔界ジャーナル』の主催者。京都の心霊スポットを巡る。「心霊スポットツアー」を企画した人物。

福本 良次 43歳
 玩具店経営。大阪の人間で、場違いなギャグばかりのどこまでもやかましいオヤジ。

近藤 孝雄 25歳
 一流商社の営業マン。スポーツマンタイプの精悍な青年。

白川 久美 18歳
 専門学校生。長身で細身のセクシー美人。積極的な性格。

松本 陽子 18歳
 久美と同じ専門学校の生徒。小柄だがナイスボディーの持ち主。

田崎 清三郎 70歳
 有名な画家。かくしゃくとした知的な紳士。オカルト現象には造詣が深い。

古月 憲史 45歳
 オカルト雑誌『ルシファー』の編集長。そのくせ、オカルト現象には否定的。

黒田 俊幸 22歳
 フリーター。ツアーの間中、猫背でノートパソコンを叩き続けるオタクっぽい人物。

※ このほかツアー参加者で「竹山シノブ」という58歳の占い師がいるが、なぜか説明書の登場人物欄に記載がない。


操作方法とシステム

操作方法
方向キー:項目、選択肢の変更/上キーでバックビュー時の表示
○ボタン:テキスト早送り/改イメージ/決定
×ボタン:キャンセル/オープニングムービーのスキップ
△ボタン:全テキスト一括表示
L1ボタン:全テキスト一括表示
R1ボタン:全テキスト一括表示
スタートボタン:メニューの呼び出し/オープニングムービーのスキップ
それ以外のボタンは使用しません

タイトル画面
始めから
新しくゲームを始める時に選択する。
続きから
前回セーブしたところから再開する。セーブ数は最大3つ。セーブ1つにつきメモリーカード1ブロックを使用する。
振動
アナログコントローラー使用時の振動の有無を選択できる。

メニュー画面
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ロード
セーブしたところから再開する。
オプション
アナログコントローラー使用時の振動の有無を選択できる。
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その他

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このホームページで扱っている作品。プレステ専用ソフト。
斬魔京都変 (ソノラマ文庫)
石田一による原作小説。1999年1月発行。

データ
メーカー:サクセス / 開発:ビリケンソフト / ジャンル:ミステリアスアドベンチャー / 発売日:2001年5月24日 / 価格:1,500円(税抜) / プレイ人数:1人 / メモリーカード:1ブロック / プレイステーション専用ソフト / アナログコントローラー対応(振動のみ)




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