5年後か、10年後か、少しだけ未来の探偵の事件簿です。“擬似人格インターフェイス”という、一種の会話専用人工知能が秘書、窓口事務、相談、検索等のソフトとして社会に広まりつつあります。
“擬人”、“フェイクマン”等と省略されて呼ばれる彼らは、人間の質問や会話に対して、最適と判断した文章を返すという人間の言語反射機能をプログラムし、ネットのデータベースとリンクさせたものですが、非合法の“ブレインコピー”という人間の脳を複写した“擬人”の登場や、引きこもり、人間雇用の減少、なりすましなどの広範囲な社会問題を生んでいます。
それはこの事件簿に登場するスタッフ、犯人、被害者にまで及んでいます。主人公は、この“擬人”のスタッフとともに、インターネット社会のさまざまな事件に挑戦していくのですが…。
● シリーズ5作目。全20話。前作までをプレイしていなくても楽しめる。
● 1話ごとに後日談が用意されている。後日談は選択肢がなく、1,2分で終わるもの。その話をクリアすると出現する。
● シナリオは1本道でそれぞれ10分ほどで終わる。選択肢を間違えてもデメリットはなく、ゲームオーバーもない。ショートショートを読んでいる感じ。相当なボリューム不足でゲーム性は皆無。
● 賢作のみボイスあり。声優は川上とも子。