鋼の錬金術師 迷走の輪舞曲


発売日
2004年3月26日
ジャンル
RPG
価格
5040円(本体価格:4800円)
メーカー
バンダイ
製作
トムクリエイト


ゲームの概要
アニメ化も人気を博した鋼の錬金術師のアドバンスソフト第1弾。
原作にオリジナルストーリーを加えたもので、やはり原作(あるいはアニメ)を知らないとかなり不利。
このゲームの魅力はオリジナルキャラクターを絡めたやりとりであり、RPGとしては期待しないほうがいい。オリジナルキャラクターはどれもイメージを損なわないビジュアルであり、設定だ。それもそのはず、キャラ原案は原作者自ら手がけており、フィニッシュもアニメを製作したボンズスタッフによるもの。

このゲームではアイテムはほとんど存在しないといっていい。宝箱もなければ店もない、当然武器防具もない。使用アイテムは回復アイテム(計5種)のみだ。しかもあまり使わない。またレベルもなく、戦闘回数に応じて、パラメータが上昇する。ただしそのパラメータもステータス画面で確認できるのはHPだけで、後の能力は全て隠し状態である。

戦闘はFFのようなタイムゲージを使用。エドのみカードを使って錬金術を使う。ただし、どれもエフェクトが長すぎて、イライラするうえ、それほどダメージを与えることができない。終盤になればなるほど戦闘に要する時間は長くなり、エンカウント率高めとあわせて、どれも蛇足と感じるようになる。RPGでこれは致命的だろう。

ただし、キャラゲーRPGのわりに鋼の錬金術師の世界観はよく現われている。それだけにこれがRPGじゃなかったら…と思うのだが。なお、アドバンス第2弾として想い出の奏鳴曲が発売されている。こちらは今作の不満点が若干解消されており、内容的には直接の続編にあたる。今作とあわせて楽しみたい。

プレイ前のQ&A
■ セーブ数は?
・ 1個
■ 声はあるの?
・ ない
■ 通信って必要?
・ 必要ない
■ 2周目ってあるの?
・ ない
■ 平均クリア時間は?
・ 大体7〜10時間。すぐに終わるし、一本道。




『鋼の錬金術師 迷走の輪舞曲』攻略大作戦