ちびまる子ちゃんまる子デラックス劇場

● 「ちびまる子ちゃん」のゲームボーイソフト第5弾。ナンバリングは振られていないが、実質的に5と見なしていい。前作から大きく時間を空けての発売はアニメの終了と再開の影響だと思われる。新アニメになって方向性が変わったのか、今作はパッケージがアニメ絵となった。タカラのGB版ちびまる子ちゃんは今作で終了し、この後はエポック社から1作品出ている。
● ゲームデザインは2作目と同一。そのためか、タイトルにも2作目と同じデラックスの文字を冠する。さすがにグラフィックはよくなっているが、ボリュームのなさと遊び心のなさは相変わらず。せっかくの行動コマンドの意味がない。
● シナリオは全3話。あの有名なローラースルーゴーゴー回が第1章となっている。面白いけど、漫画読んだほうがいいよねっていう。

■ 全シナリオの攻略チャート
　必要な選択肢をパスワードごとの区切りでまとめました。基本的には一本道で、選択肢やミニゲームの成績等による分岐はありません。3章のみ分岐がありますが、大差はないです。詳しくは3章のチャートにて。

ミニゲームの種類と攻略法
　ミニゲームは全部で6種類。クリアしないと先へは進めません。

● マトあて　ぽん！
　第1章で登場。十字キーの左右でまる子を動かし、A・Bボタンで球を撃つ。的は10点、20点、30点の3種。4発で90点以上取ればクリア。クリア点数を見ての通り、4発中少なくとも1回は30点に当てる必要がある。あんまり狙わなくても、10点の的が過ぎたあとに撃てば大体が20点に当たる。たまに30点に当たる。何度か繰り返せばそれで90点取れるはず。コツは10点を避けること。まる子は特に移動させなくてもいい。

● スシくいねえ
　第1章で登場。ベルトコンベアに流れる寿司をUFOキャッチャーのように取っていく。最初にBボタンでクレーンが右に移動、Aボタンで下に移動する。寿司はキャビア・10点、シメサバ・8点、厚焼き玉子・6点の3種。6回チャレンジして30点以上でクリア。寿司の流れるスピードは一定なので、タイミングさえつかめば楽勝。自分はまずBボタンで最初の下に流れるコンベアの位置に置く。その状態で、狙った寿司が店主の頭上ピッタリから気持ち少し過ぎたあたりでAボタンをちょんと一瞬押す。これでほぼ取れました。

● まちがいを　さがせ！
　第2章で登場。間違い探し。制限時間60秒以内に1枚目と2枚目の違いを4つ見つける。4つ見つける前に3回ミスをしたらやりなおし。最初に1枚目の画像が表示される。Aボタンを押すと2枚目の画像が表示されるので、1枚目との差異を指定する。当然、1枚目に戻って見直すことはできない。表示される画像は大きな木のある風景と固定だが、どこが違うかはランダム。何度かやり直して、それぞれのパネルの特徴を覚えていこう。

● でばんですよ
　第2章で登場。指定された時間内にA・Bボタンを押す。成功するごとに制限時間が狭まっていく。4回中3回でクリア。これは特に難しくはないと思う。シンプルだけに特にコツもない。

● こいぬは　どこ？
　第3章で登場。小犬が出現したパネルを覚えて、同じ場所を同じ順番で指定していく。4回成功でクリア、4回失敗でミス。成功するごとに小犬の移動回数が増える。順番と場所を暗記をするだけなのだが、最後のほうは回数が多いのでちょっと厳しい。どうしてもクリアできない場合は手元に4×4のマス目を用意して、メモるといいかも。

● むしとり　がっせん！
　第3章で登場。60秒以内に18匹の虫をA・Bボタンで捕まえる。空振りすると時間をロスするので、連打はできない。ある程度動きを先読みしてボタンを押していこう。空振りもしかたなし。

■ 通常の操作方法について
十字ボタン…項目の選択
STARTボタン…項目の決定
SELECTボタン…使用しない
Aボタン…項目の決定/メッセージの送り
Bボタン…メッセージの早送り
※ ミニゲームではそれぞれのゲームに応じたボタンを使用します。詳細はミニゲームの項にて。

■ タイトルメニューの解説
スタート・・・新しくプレイするときに選択。第1章の最初からスタートする。
ぱすわーど・・・ゲーム中に表示されたパスワードを入力するとその続きからプレイができる。
ミニゲーム・・・ゲーム中に登場する6種のミニゲームを選んで遊ぶことができる。最初から全て選択が可能。

■ ストーリーの進行について
　「はなす」「かんがえる」「いどう」「よいしょ」のコマンドの中から、正しい選択を選ぶことで先に進むことができる。間違った選択は押せないので、何も考えずともどんどん先に進むことができる。なお、ほとんど「はなす」で進行する。
　章ごとに2つのミニゲームが挟まれ、クリアすることで先に進める。クリアできないとそこで足止めになり、リトライを繰り替えすことになる。ミニゲームには救済措置はないので頑張ってクリアしましょう。何度やり直してもゲームオーバーはないし、その後の物語に影響はありません。
　ミニゲームクリア後など、お話の区切りにはパスワードが表示される。表示されるタイミングは決まっていて、任意で好きなときにパスワードを表示させることはできません。パスワードはタイトルメニューの「ぱすわーど」で入力することで続きからスタートすることができます。

第１章「まる子　おすしやさんへ行く」の巻
ゲーム内の表記：「まるこ　おスシやへいく　のまき」
年金が入ったおじいちゃん。まるちゃんにイイトコみせようと「今日はなんでも買ってやるぞ。全力を出すんじゃ！」とまるちゃんを連れて出かけるのですが……。
第２章「ドキドキ　学芸会」の巻
ゲーム内の表記：「ドキドキ　がくげいかい　のまき」
こんどの学芸会で「シンデレラ」をやることになったまるちゃんたち。みんなで役を決めて猛練習！そんな時、「シンデレラ」役の山田さんがカゼをひいてしまい……。
第３章「まる子　ペットをあずかる」の巻
ゲーム内の表記：「まるこ　こいぬをあずかる　のまき」
テレビを見てペットを飼いたくなったまるちゃん。「ムリだろうなぁ…」とあきらめかけていた時、お母さんが小犬をあずかってきたのです。よろこびいさんでおじいちゃんと小犬の散歩に行くまるちゃんでしたが……。

スタッフクレジット
きかくのおにいさん：やまぐち　やすひろ、きむら　あきひこ
おえかきのおにいさん：いとう　ひさと
おえかきのおねえさん：ほづみ　さやか
おんがくのおにいさん：しおだ　のぶゆき
けいさんきのおにいさん：やまだ　あきひさ
ありがとうのひとたち：ほうちょう　たつろう、ほうちょう　まさあき
むしとりのおにいさん：あべ　のぞむ、きむら　みつのぶ、きむらかずやす、いたがき　ひろと、やなぎもと　こうすけ、いけだ　てつや
えらいのおにいさん：おくで　のぶゆき、なかの　たかゆき、ほうちょう　たつや、もりおか　としひろ、たけかわ　ひろし、なかむら　まさき、いのうえ　ともゆき、いちかわ　ひさよし
かんとくのおにいさん：ほそだ　くにはる

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データ
メーカー：タカラ / ジャンル：アドベンチャー / 発売日：1995年5月26日 / 価格：3,980円（税抜） / プレイ人数：1人 / ゲームボーイ専用ソフト（スーパーゲームボーイ対応・専用ピクチャーフレームあり）