熟練度システムについて

 キャラクターの成長システムに比べて、熟練度システムは幾分分かりやすい。成長システムはさまざまな条件により能力が上下するが、熟練度は使ったものが使っただけ増えていく。つまり、通常のRPGの経験値となんら変わりはない。

 熟練度システムは武器と盾7種と、各種魔法に設定されている。各武器や盾を装備し、戦えば戦うほど熟練度が上昇し、100ポイントになれば1つレベルが上がる。魔法も同様だ。例えば戦闘中にブロードソードを装備したキャラクターが、敵を1回攻撃するごとに、そのキャラクターの剣の熟練度のポイントが貯まっていく。 バックラーを装備したキャラが、物理攻撃を受ければ盾の熟練度が、ファイアを使えば、ファイアの熟練度が上がる。

 熟練度のレベル上限は16。レベルが上昇するほど、なかなかポイントが溜まらなくなっていくのでその域まで上げることはかなり難しい。また強い敵と戦わなければポイントが上がらなくなっていく。いつまでもゴブリンを倒しつづけていたのでは高レベルにはなれないのだ。

 熟練度のレベルが上がると攻撃回数や命中率などに影響を及ぼす。武器は命中率と攻撃回数。盾は回避率。魔法はそれぞれの威力や成功率。命中率や回避率については少々複雑なので下記を参照してほしい。

ステータス画面のめいちゅうりつとは

めいちゅうりつ 5 - 93%
この場合、攻撃回数が5回でそれぞれ93%の確率で命中するということ。攻撃回数はその武器の熟練度数値がそのままもってこられる。

ステータス画面のかいひりつとは

かいひりつ 4 - 82%

この場合、4回防御でき、それぞれ82%の確率で回避するということ。例えば6ヒットの物理攻撃をする敵がいた場合、運がよければ2ヒットに押さえることができる。防御回数は成長システムで、回避率は盾の熟練度、素早さ、防具の重さで決定される。盾の熟練度と素早さが高く、防具が軽ければ軽いほどかわしやすくなる。 防御回数と回避率自体はそれぞれ独立していると考え、どちらか一方が良くてもあまり意味はないので注意しよう。例えば防御回数が最高値の16でも、回避率が低ければほとんどの攻撃を食らってしまうし、回避率が高くても防御回数が低ければ、攻撃回数の多い敵に攻撃されたとき、これまたほとんどの攻撃を食らってしまう。




『ファイナルファンタジー2』攻略大作戦